機械の故障・不具合発生の場合は、石川工場までご連絡、ご相談下さい。機械の状態について詳細をお伺いした上で、最善な対応方法をご相談させていただきます。
なお機械が以下の様な場合は、機械故障の前兆となる場合があります。急な機械故障の前に点検、オーバーホール/修理等のメンテナンスをお勧めしております。
・杵の回転部分(自公転部)や機械稼動部分等から異音がする
・杵の回転速度が遅くなる。回転が不安定になる
・処理の量を変えていないのに、以前より機械稼動時の振動が大きくなってきた
・杵の回転機構部分(自公転部)のガタが大きくなってきた
(機械を停止した状態で杵の回転機構部分を軽く回したり、揺らしてみる。ガタが大きい場合は歯車やシャフトの摩耗が考えられます)
・杵筒(乳棒)の回転が鈍くなってきた。
石川式撹拌擂潰機の杵の回転機構(自公転部)の卓上機の写真
杵の回転機構(自公転部)の構造は石川式撹拌擂潰機すべてに共通です。
機械が突然の故障による生産計画遅延する事を防ぐだけでなく、機械寿命を延ばすことで結果的にランニングコスト削減につなげるためにもお客様の日々のメンテナンスの他に計画的なメンテナンス・オーバーホールをお勧めしております。
石川式撹拌擂潰機は、大変長期間に渡りご利用を頂いている実績がございますが、日々の点検や定期的なオーバーホールの様なメンテナンスを怠ると、機械内部への撹拌擂潰材料の侵入や機構部品の摩耗紛等により機械故障に繋がる可能性があります。*1)
石川式撹拌擂潰機の基本機能である、杵を自公転させる機構は歯車やシャフト等の非常に頑丈な部品で構成されており、最適な状態に調整されて組み込まれており、定期的なオーバーホール等のメンテナンスにより長期間に渡りご利用頂けます。
*1)本ページに記載されております「機械ご利用中、ご利用後のご注意」についても合せてご参照下さい。
石川工場のメンテナンス作業は機械のことを熟知している「機械の制作担当者」が点検/修理を行っています。
この事により、機械出荷時からの機械状態の変化にいち早く気づき、適切な対応を素早く取ることが出来ます。
また石川式撹拌擂潰機の機械部品は部品の寸法や穴あけの位置など一つ一つこれまで継承された技術と経験に基づき、僅かな調整を行い、機械の性能が十分に発揮出来る状態で組み込みます。部品によっては、お客様ご自身で機械の部品をご購入され、交換された場合に部品の調整が不十分のため、機械性能が十分に発揮されないだけでなく、機械の早期故障の原因になる場合があります。石川式撹拌擂潰機の点検、修理、オーバーホール等のメンテナンス作業は、機械メーカーである石川工場
へご用命を頂けると幸いです。
石川工場では、緊急の修理、メンテナンス用として一部の機械純正部品の在庫を確保しており、石川工場に機械をお送り頂く事で、修理箇所の調査、不具合要因の特定後、部品在庫を使い修理、取付け作業がスムーズに行うことが出来ます。また部品在庫が切れている場合でも、石川工場内でのスタッフの連携により急ぎ部品の製作調整をすることが出来る場合があります。 なお機械全体を送付頂くことが難しく、故障個所が特定、修理内容が推測出来る場合は、機械の該当部分だけをお取外しの上返送頂く事も可能な場合もありますので石川工場までお問合せ下さい。
あらかじめ、故障個所や原因が特定、推測が出来て、部品を準備出来る場合は出来る限り出張での対応させて頂いています。但し、修理、メンテナンス内容があらかじめ想定していた内容と異なる場合は、再度の出張での対応や機械の一部、全体の石川工場への返送での対応になることがあります。
機械の杵の回転部(自公転部)等の機械の可動部分の故障、停止、点検メンテナンスの様に機械内部の点検、修理が必要な場合は、
以下の様な二段階でのお見積りと作業になることがあります。
(機械外部の破損等で不具合原因が特定出来て機械内部を確認する必要がない場合は①のオーバーホール、点検作業実施については、都度ご相談になります)
① 修理基本料金お見積(オーバーホール、点検診断費用見積)
作業内容:機械の分解、機内内部の部品の清掃、グリスアップ、組立、調整及び機械の状態確認、摩耗部品や修理交換が必要な部品の調査
(① の作業に部品交換の為の部品代、交換作業費や部品修理作業費は含まれません。しかし機械内部の清掃、グリスアップ等の作業により機械の不具合が改善されることがあります。)
② 修理作業費のお見積(部品代+部品交換費用)
① の作業により摩耗や傷んだ部品等修理交換が必要な部品を交換する為の部品代、交換作業費や部品修理作業費
*石川工場での作業の場合は、機械や修理部品の往復の輸送費、お客様のところへの出張作業の場合は出張に関する費用が別途加算されます。
機械性能を維持し、長い間、安全にご使用頂くため日々の点検が重要です。お客様による点検整備をお願いしております。そして機械に何かいつもと違う異常、お気づきの点がありましたら石川工場までご連絡、ご相談頂きます様お願い致します。
なお石川工場では点検整備につきましても、有償で承っておりますので、石川工場までご相談下さい。
<機械本体>
・機械の注油(竪型の機械の場合、機械に複数個取り付けられているオイルカップから注油して下さい。) なお卓上型(Dシリーズ)は日常の注油の必要はありません
・機械のねじの緩み、油漏れ汚れ等のチェック(注油し過ぎは油漏れを起こすことがあります。その際には油抜き作業をお願いします。)
・異音やガタつき等の機械の様子(機械導入の頃と比較して変化してないか)
<杵>
・杵の収縮、伸長や杵筒の回転状況
・杵先の摩耗の状態(杵先の一部が極端に減る偏摩耗がおきていないか)
詳しくは機械、ご購入時に同梱している「お取り扱い説明書」をご覧頂くか、弊社までお問合せ下さい。
石川式撹拌擂潰機の杵の回転機構(自公転部)や機械の可動部分について標準仕様の機械につきましては防塵、防水等の特別な対策がされておりません。
これにより機械で処理する材料の性質(特に細かい粉体の様に撹拌擂潰処理中に舞いやすい材料)によっては、機械ご利用中に機械内部に侵入し機構部品に損傷を与えたり、正常な動きを阻害したりして機械故障の原因になるばかりでなく、電気系統の断線やショートによる発火等の原因になることも考えられます。
また機械ご使用後に水洗い等により、機械に大量の水をかけると水が徐々に機械内部に溜まり、機構部品のサビ等により機械故障の原因となることがあります。
この様な機械故障を予め防ぐ意味でも定期的なオーバーホールによる機械の内部の状況の点検や清掃、グリスアップ、部品の調整をお勧めしております。
弊社では製造番号、ご購入お客様名や履歴をデータベースとして蓄積することにより、さらに正確で効率的なサポートを可能にしております。
従いまして、修理、オーバーホール等のメンテナンスでご連絡をいただきます際は「会社名・部署名・お名前・電話番号・FAX番号・電子メールアドレス」「機種型式名」「製造番号」を、また部品購入の場合には「部品名と数量」を加えましてご連絡ください。
お客様からのお問い合わせ内容を確認し、担当よりご連絡いたします。
以上の情報が確認できない、一致しない場合は、お取引いただけない場合がございます。
※機械型式名、製造番号のご確認方法は下記からご確認いただけます。