よくあるご質問一覧

石川式撹拌擂潰機の機械機能・仕様に関して


Q. ステンレス筐体の機械はありますか?

卓上機の場合ステンレス筐体の機械は現在101号(0.2ℓ)~22号(4ℓ)サイズまでの機械がございます。

大型機を含む7ℓ以上の機械や竪型の機械のステンレス筐体をご希望については、個別に対応をさせて頂きます(オプションのご案内)ので、是非お問い合わせ下さい。


Q. 防錆効果のある塗装は可能ですか?

耐久性と防錆効果のあるステンレスコート塗装も可能ですので弊社までおい問合わせ下さい。 


Q. 機械稼動中(作業中)に自動で乳棒(杵)の回転速度の変更は可能ですか?

オプションとはなりますがインバーターでの回転速度設定と制御盤でのプログラムにより可能です。是非ご相談ください。


Q. 乳棒(杵)の回転速度は変更可能でしょうか?

Tinyを除く卓上型は、標準仕様で設定変更が可能です。自立型(竪型)についてはインバーターのお取付け(オプションのご案内)することで回転速度が変更可能になります。


Q. グローブボックス内で石川式撹拌擂潰機を使用することが出来ますか?

石川式撹拌擂潰機Dシリーズ(ステンレス筐体)によるグローブボックス内にアルゴンガス、窒素ガス等の不活性ガス雰囲気中での機械稼動は確認されています。

特に、Tinyは超小型なので、グローブボックスのパスボックスから入れることも可能です。

但し、減圧(真空)にしたグローブボックス内に機械を入れてご利用される場合は弊社までご相談下さい。


Q. 防爆エリア内で機械を使用したい場合の対応はどの様になりますか。

石川式撹拌擂潰機の自立型(竪型)は、機械の制御盤と電気配線、防爆対応のモーター等電気系統を防爆エリア外に出し、プーリ―やベルトを使いモーターの動力を機械のシャフトや歯車等メカ部に伝導させ動かします。防爆エリアでのご利用に際し、詳しくは弊社までお問い合わせ下さい


Q. 機械稼動中(処理中)に乳鉢の中の材料(内容物)の状態を確認することは可能でしょうか?

石川式撹拌擂潰機はオープン型の乳鉢に材料を投入して処理を行いますので、機械を稼働しながら乳鉢の中の材料の状態を(目視により)確認をしたり、機械を止めて材料の一部を取出し処理の進捗状況を確認することが容易に出来ます。処理材料の状況を確認出来るので、処理の様子を確認しながら材料の追加投入をしたり、杵の回転速度を変えたり等の処理条件の変更が可能ですので、製品開発における条件出しにも大変便利です。


Q. 金や銅、アルミ、ビスマステルル等の展性、延性のある金属や樹脂を粉砕、分散させたいのですが可能ですか?

石川式撹拌擂潰機のすり潰し機能は、摩砕、圧縮、せん断等の複合的な作用が働いております。

材料の種類や処理量等の条件により最適な機械を選定しながら場合によっては改良等の個別の対応も致します。詳しくはお問合せ下さい。 


Q. ステンレス、チタン、金、銅等の箔状の金属を粉砕したり分散をさせたいのですが可能ですか?

石川式撹拌擂潰機の杵先の鉢との接点は、杵の回転と合せて移動することで箔に対し繰返し摩砕力を加えることで徐々に粉砕が進みます。

箔状の金属についても同様に種類や量により処方、対応方法が異なりますので弊社までお問合せ下さい。経験豊富なスタッフが対応致します。 


Q. どれくらいの粘度まで撹拌擂潰処理をすることが出来るでしょうか?

材料の投入量(処理量)にもよりますが高粘度帯は目安として数十万mPa sec程度までの処理可能です。

なお高粘度の材料を処理する際には機械サイズ毎に設定している「処理容積」を下回る投入量によるご使用をお勧めしています。より大型の機械の方が、撹拌擂潰能力が高い傾向にあります。材料の粘度と投入量と処理容積との関係については、お客様が考えられている材料を実機で処理してご評価頂いだく事をお勧めします。

また実験の際には弊社の経験豊富なスタッフがお客様と一緒に材料の実機処理のお手伝いをさせて頂く事も出来ます。


Q. どれくらいのサイズまで粉砕できますか?

粉砕出来るサイズは処理材料により異なります。

処理方法や材料によってはミクロンレベルの粉砕は可能ですが、お客様の材料を実機で処理してご評価頂く事をお勧めします。

ゼオライト材料の粒子分布と擂潰時間依存性やガラス粉砕試験が導入事例として掲載されてます。ご参考にしてください


Q. すり潰す力や撹拌能力を調整することは出来ますか?

機械の撹拌擂潰力を調整する方法はいく通りかあります。

杵に内蔵されているばね定数を変えることで杵先が鉢を押す力を調整したり、杵(杵先)の形状を変えたり、杵先の材質を変えたり、機械の撹拌/回転方式を変えたり、撹拌擂潰力を調整することは可能ですので、弊社までご相談下さい。


Q. 材料を50℃~70℃に温めながら撹拌擂潰処理は可能ですか?

電熱で湯煎をするタイプのEB型機械が御座います。

また、加熱・冷却型開発品もございますので、「開発品のご紹介」ページをご覧ください


Q. 材料を100℃以上に温めながら撹拌擂潰処理は可能ですか?

EB型に保温材を取り付け、熱媒体をお湯の代わりに油を使用することで120℃程度まで加熱をしながらの撹拌擂潰処理が可能です。

また120℃以上に温めながらの撹拌擂潰処理をご希望の場合は、弊社までお問合せ下さい。開発品のご提案ができる場合がございます


Q. 材料を-20℃程度まで冷やしながらの撹拌擂潰処理は可能ですか?

外部循環液を用いることにより、-20℃~180℃までの加熱・冷却可能な16ZDEBSCという開発機があります。こちらを用いると加熱・冷却しながら撹拌擂潰処理は可能です。開発機ですので、いつもデモルームにあるというものではありません。まずは、機械の有無についてお問い合わせをお願いします。


Q. 石川式撹拌擂潰機により処理された材料(製品)のロット管理はどの様に対応可能でしょうか?

乳鉢(釜)単位でのロット管理が可能です。石川式撹拌擂潰機での処理は、乳鉢単位でのバッチ処理になりますので少量からのロット管理が可能です。


機械の修理、オーバーホール、保守部品等のメンテナンスについて


Q. 消耗してしまった部品名の種別が分かりません

機械の銘板や部品の写真をお送り頂ければ判断出来ますのでご確認下さい。

形式や機種名、製造番号のご確認方法は下記ページにてご案内しております。


Q. 磁器乳鉢の交換目安について

磁器鉢の内側は、杵先との摩擦や処理材料との摩擦ですり減り、杵先の軌道のもっとも外側の軌道と軌道外の間に段差が生じます。

この段差が約5 ㎜(A型サイズの磁器鉢の場合、サイズにより段差の許容寸法は異なります)を越えると、撹拌擂潰中の振動や衝撃で破損をする可能性が高まりますので交換時期となります。

なおこの乳鉢の摩耗による段差の寸法は一つの目安で、乳鉢内部が偏って摩耗している場合もありますので不意な乳鉢の破損に備え、予備の乳鉢をお持ち頂く事をお勧めしています。


Q. 現在稼働している70年以上前に製造された石川式撹拌擂潰機の改造やオーバーホール、修理はできますか?

弊社は機械設計、組付け加工と各プロフェッショナルがおり、120年前の創業当時の技術をしっかりと継承し部品製作しておりますので、改造、修理、オーバーホールの対応も可能です。

但し、費用の面で高額になる可能性がありますので、お見積の上、ご相談させて頂きながら対応致します。


Q. 機械の電源が入らないのですが?

電源コンセントが差し込まれていることをご確認下さい。

コンセントが差し込まれていても機械が作動しない場合は、元電源(ブレーカーがONになっているか)が入っているかについてもご確認下さい。

それでも、電源が入らない、機械が動かない場合には、下記にお問い合わせください。


Q. 機械から油が染み出ている、油漏れがしていますが、どうしたら良いでしょうか。

油漏れをしている付近にある油抜きネジを緩め油抜きをお願いします。

油抜きの方法がご不明な場合、油抜きを行っても油漏れが止まらない場合は、弊社までお問い合せ下さい。


Q. 機械が動かない・異音がする・振動が激しいのですが?

先ずは銘板を確認後、お電話にてお問い合わせください、設計・営業担当者が対応させていただきます。

銘板の確認方法については下記リンク「保守部品につい(杵鉢のご購入・交換)」ページにてご案内しております。


機械の評価や選定について


Q. 機械の性能評価を目的とした実験は可能ですか?

弊社工場内にありますデモルームにて実機テストが可能です。実機テストの予約方法やテストまでの流れは以下の「デモルームのご案内」を参照ください


Q. 機械のレンタルは可能ですか?

機械種類や台数は限られておりますがレンタル可能です。


Q. デモルームに持ち込める材料や薬品に制限はありますか?

材料によってはデモルームへのお持ち込みを制限させて頂く場合がございます。つきましてはデモルームをご利用のご予定のお客様はご利用になられる予定の材料、薬品について予め弊社まで下記お問い合わせでご確認下さい。


Q. 石川工場(デモルーム)への訪問時アクセス方法はどの様になりますか?

石川工場は、事務所、デモルーム、工場等すべて東京都江東区辰巳にあります。

なお、工場敷地内には、駐車場もあります。お車でのご来社も併せてお待ち申し上げております。


弊社とのお取引について


Q. 特約代理店はありますか?

特約代理店はございませんので、弊社へ直接お問合せを頂くか、またはすでにお取引のある商社様経由でお問合せ下さい。